Original EPISODE GUIDE (オリジナル放送順)
『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』 シーズン1
'The Bionic Woman' SEASON 1 (ABC)
バイオニック・ジェミーのお値段 Welcome Home, Jaime Part2
ジェミーは故郷のオーハイへ戻り、ジム(フォード・レイニー)、ヘレン(マーシャ・スコット)と一緒に生活をすることになった。ベンチュラ基地の教師として人生の再出発を順調に始めたように見えたが、半年前の任務でスティーブと潜入したアラビアの石油会社の社長、カールトン・ハリスがジェミーのバイオニック・パワーに興味を持ち、彼女の身辺を探っていた。ジェミーはハリスの目的を探るため、ゴールドマン局長と潜入のための作戦をたてる。
飛べ!オンボロ小型機 Angel of Mercy
冷戦の続くコスタ・ブラボ第4補給基地で、アメリカ大使のモーハウス夫妻が脱出に失敗し消息を絶った。ゴールドマンは、コスタ・ブラボへ民間人のスターチーとジェミーを救護班に仕立てヘリで救出へ向わせる。しかし、地元ゲリラの砲撃に遭いヘリは墜落してしまう。
15年目の脅迫 A Thing of the Past
ベンチュラ基地の生徒の送迎バスの運転手をしていたハリーは、ジェミーのクラスとピクニックの帰りにバスの燃料もれの事故を起こすが、ジェミーのバイオニックの機転で誰も怪我をすることなく無事に生徒を救出し、その活躍が翌日新聞に載ることになってしまった。生徒やジェミー、町の人たちに感謝されてもハリーの心は晴れない。実はハリーには誰にも明かせない重い過去があったため自分が目立つようなことはしたくなかったのだ。ハリーの過去を知る殺し屋たちが、自分たちの犯罪を隠すためにハリーをねらっていたのだ。(日本語版では残念ながらカットされたシーンとして、ジェミーが女子生徒と野球をやりたがらない男子と野球で対決し、バイオニックでホームランを打つシーンがある。リンゼイ自身がロス出身ということもあってドジャースのファンであることは、有名な話。)
対決!ライオンとジェミー Claws
動物園を経営しているスーザン(ティッピー・ヘドレン)はライオンのニールの映画出演の契約のためにニューヨークへ出かけ、その留守をジェミーと生徒のケティが守ることになった。しかし、近所の酪農場で牛が食い殺されるという事件が起こったため、ニールに疑いがかけられる。ニールの無実を信じるジェミーは、調査を開始する。(スーザン役のティッピー・ヘドレンは、ヒッチコック映画「鳥」で有名な映画女優で、このエピソード当時は実際にライオンを飼っていた。彼女の娘は今やハリウッドのトップ・スターとなったメラニー・グリフィス。)
迎撃ミサイル発射せよ! The Deadly Missiles
ロサンゼルスの郊外にJ・T・コナーズの私有地からミサイルが発射されたが、政府のレーダー探知機が何者かの仕業によって妨害工作によって故障してしまう。コナーズはジェミーがテニスプロの時代のスポンサー的存在で知り合いであったため、ゴールドマンは彼の元へジェミーを送り調査をさせるが、コナーズの研究所に侵入した時、ジェミーはセキュリティー・システムの高圧電流を足に浴びてバイオニックが故障してしまう。(スティーブが久々にゲスト出演したエピソード。無敵のバイオニックが初めての故障するというネタとスティーブとの連携プレイが見もの。)
女王はワシの背に乗って Bionic Beauty
国防省でマイクロ・コンピューターの回路が盗まれるという事件が発生。調査をしていたOSI局員が殺されてしまった。ゴールドマンの情報によると、ミス・アメリカ・コンテストが事件に関係しているらしい。そこでジェミーがミス・カリフォルニアの代表としてコンテストに潜入することになった。(リンゼイはこのエピソードで歌を披露した。曲は『フィーリング』)
バイオニック・ジェミーと母 Jaime's Mother
ジェミーの両親は彼女が16歳の時、交通事故で亡くなった。ある日、両親の墓が荒らされたという電話がジェミーの元へかかってくる。墓地へ行ってみると、そこには死んだ母のアンにそっくりな女がジェミーの前に現われる。(ジェミーの母そっくりの女を演じるのは、ベテランのバーバラ・ラッシュ。当時、リンゼイとは親交があったことで知られている。)
激走!800キロ Winning is Everything
軍部のクーデター中に、あるOSI局員が極秘情報の入ったカセットテープをタフタン国のアリアム村へ預けた。しかし、カセットの隠し場所が他国のスパイにも漏れてしまったため、アメリカ政府はジェミーにその回収をいち早く命じた。ちょうどアリアム村ではバギーの800キロレースが開催される予定で、他国のスパイもこのイベントを利用して情報を奪おうと計画していた。
砂漠に舞う世界一高価なスーツ Canyon of Death
ジェミーのクラスにペコというインディアンの少年が転入してきた。想像力が豊かで作り話がうまいペコにジェミーやクラスの生徒は振り回される。その頃OSIでは数百万ドルの費用をかけた「フライング・スーツ」のテスト飛行を間近に控えていたが、スーツが盗まれる事件が発生し、ゴールドマンは警戒を強めていた。
ジェミー操縦桿を引け! Fly Jaime
コバルト247の化学式がある東側の組織に盗まれた。そのためドクター・ルディは西側の組織にも公表し、東西のバランスを保とうと考える。リオ経由での西側への旅にジェミーがドクターの護衛をスチュワーデス(ウインタース)として務めることになった。(このエピソードで登場するキャラクター、ロメロ(ヴィト・スコッチ)は同キャラでシーズン2「博徒ジェミー洋上戦」にも登場する。青年医師のマーロを演じるクリストファー・ストーンはシーズン3でジェミーの恋人とという重要なキャラを後に演じることになった。)
爆破60秒前の真実 The Jailing of Jaime
ドクター・ハッチの開発した暗号解読器を陸軍のパートリッジ将軍の元へ届ける役目をゴールドマンから命じられたジェミーは、夜がふけた後ヘリで出発し将軍の元へ解読器を無事に届けた。しかし、翌朝ジェミーの元へ解読器が届けられていないという連絡が入り、ジェミーに盗難の容疑がかけられ投獄されてしまう。ジェミーの無実を信じるゴールドマンは容疑を晴らそうと査問委員会を拒否。一方、ジェミーはバイオニック・パワーで拘置所から脱出し真実を突き止めるべく疾走する。
もう一人のジェミー Mirror Image
コートニー病院長はOSIの極秘書類を盗むために、リサ・ギャロウェイ(リンゼイ・ワグナー)という女をジェミーと瓜ふたつに整形しゴールドマンのオフィスへ潜入させる。一方、本物のジェミーはバハマのナッソーへ久しぶりの休暇を楽しんでいたが、コートニーの手下に海に沈められ殺されそうになる。(このエピソードには続編があり、シーズン2「ジェミーの顔を持つ女」では刑務所を脱出したリサが再びジェミーを罠にかける。コートニーの手下の一人、マシューズを演じるテリー・カイザーは、『600万ドルの男/謀略!オリンピックの華』ではタニヤのエージェントを演じ、87年の『バイオニック・ジェミースペシャル蘇った地上最強の美女』にも脇役で登場した。)
パラサイコ!少女がジェミーを襲う The Ghosthunter
OSIは“アルファー・センサー・プロジェクト”という仕事の中で装置の開発をドクター・コーリーに任せていたが得体の知れない何者かがドクターの仕事を妨害しているという情報を得た。ゴールドマンは真相をつきとめるべく、ジェミーをドクターの住むサレムの街へ送りこむ。その街はかつて『魔女狩り』で有名な街だった。(ドクター・コーリーの娘役には当時日本でもアイドル的存在だったクリスティ・マクニコルが扮している。彼女はリンゼイが77年に『バイオニック・ジェミー』でエミー賞主演女優賞を受賞した時、『ファミリー愛の肖像』で助演女優賞を受賞。日本にも80年代に来日したことがある。その時、雑誌『ロードショー』小森のおばちゃまとのインタビューで『バイオニック・ジェミー』で共演したリンゼイについて「とても気持ちのいい人」と答えていた。
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