原作
「ふたり」 Tow People
著者 アリス・ボイド 村上博基訳
映画・テレビ
「ふたり」(1972年作品)
ラヴ・ストーリィなるもの、男と女が出会って別れるか、出会って結ばれるか、どちらかしかないがここでは物語の早い段階でタイムリミットがさしだされるので、ははあ、別れる方だな、と了解させれる仕掛けになっている。(中略)「ふたり」ではモロッコからパリ、パリからニューヨーク、と少なくとも背景の進展はあるのでこれが強味であり、とりわけ映画では大きな魅力になっていた。
(訳者あとがきより)
ブックカバーのインナーに映画の「ふたり」のリンゼイ・ワグナーとピーターフォンダの写真がある。
原作
「ペーパー・チェイス」 The Paper Chase
著者 ジョン・ジェイ・オズボーンJr. 工藤政司訳
映画・テレビ
「ペーパー・チェイス」(1973年作品)
これは少壮法律家であるジョン・ジェイ・オズボーンJr.が、ハーバード大学法学部に在学していた時の体験をもとにして書いた小説です。というと読者のみなさんの中には、いわゆる学園小説を想像される向きもあるかもしれませんが、学園を素材にしている点で学園小説に違いないとはいえ、この言葉から受ける印象とは内容的にも扱い方もいささ異なった、ユニークなものであることにたちまち気づかされることでしょう。(中略)この小説をもとに製作された映画は、(中略)ジェームズ・ブリッジスの脚色、監督、ゴードン・ウィリスの撮影、主演は「ジョニーは戦場へ行った」のティモシー・ボトムズ、他に「ふたり」のリンゼイ・ワグナー、ジョン・ハウスマンが出演しており、アカデミー賞の行方を占う有力なアトランタ国際映画祭で脚本、監督、撮影、助演男優賞(ハウスマン)を獲得しました。(訳者あとがきより)
原作
「スクループルズ~愛と情熱の物語」上巻 Scruples(1980年作品)
著者 ジュディス・クランツ 小沢瑞穂訳
ボストンの旧家ではあるが、さして裕福ではない家に生まれた娘ビリー(リンゼイ・ワグナー)早くに母親を亡くしたうえ肥満児だった彼女は、一族に疎んじがられ、追われるようにパリに留学した。ヨーロッパの水はしかし、醜いアヒルの子を美しい白鳥に変身させる。そして帰国した彼女を大富豪とのロマンスが待っていた・・・。欧米のファッション、映画業界を舞台に繰り広げられる華麗な愛の物語。(ブックカバーより)
原作
「スクループルズ~愛と情熱の物語」下巻 Scruples(1980年作品)
著者 ジュディス・クランツ 小沢瑞穂訳
最愛の夫をうしなったビリー(リンゼイ)はビヴァリー・ヒルズの超高級ブティック「スクループルズ」の経営に専念していた。やがて始まった新しい恋の相手は、精力的な映画プロデューサー、ヴィトー・オルシーニーだった。ヴィトーが製作する新作「ミラーズ」アカデミー賞獲得へ向けて、二人は情熱のすべてを傾けるが・・・・。愛のサクセス・ストーリー、感動のクライマックス。
(ブックカバーより)
リンゼイ主演のビデオ2巻組のテレビ映画の原作。続編に「スクループルズ2」上・下巻がある。
原作
「プリンセス・デイジー」上巻 Princess Daisy
著者 ジュディス・クランツ 松岡和子訳
ビデオ
「プリンセス・デージー」(1983年作品)
ロシア貴族のヴァレンスキーとハリウッドの美女フランチェスカ(リンゼイ・ワグナー)の間に双生児の女の子が生まれた。ひとりはこの物語のヒロイン、プリンセス・デイジー。もうひとりは不幸にも障害をもって生まれたダニエル。しかし、母(リンゼイ)は交通事故で、父は航空事故でこの世を去った。残されたデイジーは幾多の困難や苦悩を乗り越えて美しい娘に成長していく。女の愛と哀しみ、そして自立への道を鮮やかに描くスーパーセラー!
(ブックカバーより)
原作
「プリンセス・デイジー」下巻 Princess Daisy
著者 ジュディス・クランツ 松岡和子訳
ビデオ
「プリンセス・デージー」(1983年作品)
大学を中途でやめて広告業界に身を投じたデイジーは、プリンセスの肩書きを心ならずも利用し、馬狂いの金持ち(ロバート・ユーリック)のために絵を描き始める。だが、デイジーにとって母とも呼べるアナベル(クラウディア・カルディナーレ)が白血病に倒れた。ダニエルという重荷を背負いながら、果たしてアナベルを助け養っていけるだろうか!?積極的な生き方で苦難を切り開くデイジーにマンハッタンの愛の鐘はいつ鳴り響くのか・・・・。(ブックカバーより)
主演のデイジー役のメレット・バン・ケンプは、日本では無名の女優だが、リンゼイを始め脇役を豪華キャストで固めたビデオ2巻組のテレビ映画。(日本語版はパップより発売された)
クラウディア・カルディナーレ、ロバート・ユーリック、デイジーの異母兄役で当時無名だったルパート・エベレット、リンゴ・スター、ポール・マイケル・グルーザーらが脇を固めている。
原作
「心の声を聞きながら」上巻 Voice of the Heart(1989年作品)
著者 バーバラ・テイラー・ブラッドフォード 吉浦澄子訳
キャサリン(リンゼイ・ワグナー)は帰ってきた。かつての友達に会うために。23年前、新進女優だった頃に出会い、深い友情で結ばれたフランセスカ、国際映画スターのヴィクター(ジェームズ・ブローリン)1度は愛し合うことになった作家のニック。3人の人生はキャサリンとの友情、愛憎、裏切りによって決定的に変わっていった。そして今、1979年、彼らがつどったニューヨークで、からまりあった運命の軌跡は再び重なりあおうとしている。
あたかもあの時代の悪夢が蘇るかのように。ロマンス小説の女王ブラッドフォードが紡ぐ蠱惑のドラマ、いよいよ登場!
(ブックカバーより)
原作
「心の声を聞きながら」下巻 Voice of the Heart(1989年作品)
著者 バーバラー・テイラー・ブラッドフォード 吉浦澄子訳
1956年、4人の男女は「嵐が丘」の映画化を機に、ロンドンでめぐりあった。フランセスカはヴィクター(ジェームズ・ブローリン)と恋に落ち、キャサリン(リンゼイ・ワグナー)は一躍スターに。しかし、お互い激しく求めあい、愛しあい、それゆえ傷つけあった彼らは別々の道を歩んでいく。時は移り、ニックとキャサリンは以前の反感が嘘のように愛しあう仲になった。だが、出会いの年の誤った選択は、4人を悲劇へと導くのだった。彼らをもてあそぶ運命の狂った歯車がたどりつく果ては?
世界各地を舞台に、美しき二人のヒロインと男たちがおりなす豊饒の大河ロマンス!(ブックカバーより)
原作
「ポーラの愛と野望」 To Be The Best
著者 バーバラ・テイラー・ブラッドフォード 加藤洋子訳
テレビ
「華麗なる女実業家~仕掛けられた罠」(1992年作品)
ポーラ(リンゼイ・ワグナー)は祖母エマが一代で築いたビジネス帝国の後継者。アメリカへの事業拡大を夢見る彼女の計画は万全に思えたが、以前一族から追放され、今は香港に雌伏して復讐の機会を狙う、いとこのジョナサン(クリストファー・カサノブ)の影がちらつきだす。相次ぐ身内の病、死、事故など数々の苦難が彼女に追い討ちをかける。しかし、不屈の女ポーラは苦境に至って真の強さを発揮する。ロンドン、パリから、オーストリアの牧場、香港・・・・全世界を舞台に、女と男の恋と野望が火花を散らす。今世紀最大、最高にゴージャスな女一代記。スーパーロマンス!(ブックカバーより)
ブラッドフォード原作
「女資産家」「女相続人」の続編作品。
テレビ映画版の放送タイトルは「華麗なる実業家~仕掛けられた罠」
リンゼイの声を吹き替えていたのは、女優の萩尾みどりさん。
(リンゼイのテレビ映画「過去へ旅した女」の吹き替えも務めた。)
原作
幽霊射手/B13号船室(ラジオドラマ作品)
著者 ジョン・ディスクン・カー 宇野利泰訳
ビデオ
「アトランティック殺人事件」 Treacherous Crossing(1992年作品)
太平洋上の客船で次々に起こる怪事件。不審な乗客、そして乗組員。
だが、夫を探すリンジー(リンゼイ・ワグナー)には前夫殺しの容疑をかけられたという暗い過去があった。船がニューヨークを離れても夫のケネスがラウンジに来ない。不安になったリンジーが部屋に入ろうとすると、預かった鍵はシングルルームのものになっていた。しかも船客名簿には夫妻の名も記されていないという。やがて、リンジーには前夫殺しの容疑がかけられ、精神病院への入院歴があることも分かった。嘘をついているのは誰なのか・・・?(ビデオ版より)
原作の「幽霊射手」とビデオのテレビ映画とは、登場人物の名前やキャラクターが全く違っている。ラジオとテレビの違いのせいもあるが、別物として見た方が良い。
原作
「愛のひととき」 Once In A Lifetime
著者 ダニエル・スティール 吉崎由紀子訳
テレビ
「ダニエル・スティールある愛のかたち」
ビデオ
「昏睡」(1994年作品)
ニューヨークのクリスマス・イブ。セントラル・パークは降りしきる雪におおわれ、静かなたたずまいを見せるが、いったん視線を通りに移すと、そこにはイブの興奮に湧き立つ巷がある。
家族が、友人が、恋人たちが、愛と希望を抱いて微笑みかわす、そんな夜にひとりで街を歩いて車にはねられ、病院に収容された女がいた。
女の身元が判明したとき、看護婦は驚きのあまり声も出なかった。有名な女流作家のダフネ・フィールズ(リンゼイ・ワグナー)だったのだ。
もっと驚いたことに、ダフネのもとに駆けつける人は誰もいなかった。家族も、友人も、恋人も。
うわ言で「マシュー、アンドリュー」とふたりの男性の名を呼ぶダフネ。
物語は過去と現在を結んで、ダフネの私生活を綴っていく。(ブックカバーより)
「バイオニック・ジェミー」の(ノベルズ)原作本はこちら