現代と19世紀末とを同時進行していく運命的な恋物語をつづるウイリアム作「千里眼」のドラマ化。ロマンは悲劇に終わると知りながら昔の世界にひかれるジェニーの役どころは、リンジーにうってつけ。彼女の主演シリーズ「バイオニック・ジェミー」が終了し、新しい仕事への試みをさまざまに手探りしていた当時の作品。(1983年「スクリーン・8月号より。)製作・総指揮のロンは、リンゼイを「バイオニック・ジェミー」でスターにした当時のエージェント。彼は、当時女優のリンダ・カーター(TV「ワンダーウーマン」のヒロインで有名。)の夫でエージェントでもあった。この記事が掲載された「スクリーン」には、彼と離婚したばかりのリンダ・カーターが立ち直ったというニュースもある。エリザベス役のリンダ・グレイ(TV「ダラス」で有名)は、リンゼイの母のきょうだいであるエド・スラッシャーと結婚してていてリンゼイとは親戚にあたる。グレイは「~ジェミー」終了後の体調のよくないリンゼイを心配し、TV映画への出演を喜んでいた。(TVシリーズものより、ゆっくり時間をかけて製作や撮影に関われるということと、質の高い作品が作れるからという理由。)またTV「V」シリーズでブレイク前のマーク・シンガーの演技もみどころのひとつ。
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DVD情報
●「愛と欲望の彼方に」
CALLIE & SON/RAGS TO RICHES(1981年)
(スタッフ)
監督: ワリス・フセイン
製作: ロジリン・ヘラー
製作総指揮: ピーター・ネルソン/アーノルド・H・オルゴリーニ
脚本: トーマス・トンプソン
撮影: デニス・ダルゼル
音楽: ビリー・ゴールデンバーグ
(キャスト)
キャリー (リンゼイ・ワグナー)
ジニー (ジョイ・ギャレット)
ランドル (ダフニー・コールマン)
ランディー (ジェームソン・パーカー)
スーリン (ミッシェル・ファイファー)
キンブル (アンドリュー・プライン)
(ストーリー)
数奇な運命に翻弄される美貌の女性。地位と名誉を手にした彼女が失ったものとは…。
たった独りで子供を身ごもり、出産したキャリー(リンゼイ・ワグナー)は子供を人身売買に引き渡すが、後悔しない日はなかった。ウエイトレスとして働くキャリーは、ある日 新聞社のランドル(ダフニー・コールマン)と知り合い結婚。子供を売り渡した過去をランドルに打ち明けたキャリーは、夫の尽力によって息子のランディ(ジェームソン・パーカー)を取り戻すが…。
●「プリンセス・デージー」
PRINCESS DAISY(1983年)
(スタッフ)
監督: ワリス・フセイン
原作:
ジュディス・クランツ音楽: ラロ・シフリン
(キャスト)
デージー/ダニエル(2役) (メレット・バン・ケンプ)
フランチェスカ (リンゼイ・ワグナー)
スタッシュ (ステーシー・キーチ)
アナベル (クラウディア・カルディナーレ)
パトリック (ロバート・ユーリック)
(ストーリー)
亡命したロシア貴族のスタッシュ・ヴァレンスキー(ステーシー・キーチ)と、結婚したハリウッド女優のフランチェスカ(リンゼイ・ワグナー)は双子の娘デージーとダニエル(メレット・バン・ケンプ)を出産するが、ダニエルには心身に障害が残ってしまう。デージーには自立した女性に育ってほしい、とフランチェスカは願うのだが彼女の人生には多くの試練が待ち受けていた。
●「カインド・オブ・ラブ」
TWO KINDS OF LOVE(1983年)
(スタッフ)
監督: ジャック・ベンダー
原作: ペギー・マン
脚本: ピーター・ネルソン
●
「リンゼイ・ワグナーのヤングアゲイン」YOUNG AGAIN(1986年)
(スタッフ)
監督: スティーヴン・ヒリヤード・スターン
原案: デヴィッド・サイモン
脚本: バーバラ・ホール
撮影: ラズロ・ジョージ
音楽: ジェームズ・ディ・パスクァーレ
●「バイオニック・ジェミースペシャル~蘇った地上最強の美女」
THE RETURN OF THE SIX-MILLION-DOLLAR MAN AND THE BIONIC WOMAN
(1987年)
(スタッフ)
監督: レイ・オースティン
製作: バーナデット・ジョイス
製作総指揮: マイケル・スローン
原案: ブルース・ランズベリー
脚本: マイケル・スローン
撮影: ウィリアム・K・ジャーゲンセン
音楽: マーヴィン・ハムリッシュ
(キャスト)
スティーブ・オースティン (リー・メジャース/広川太一郎)
ジェミー・ソマーズ (リンゼイ・ワグナー/田島令子)
オスカー・ゴールドマン (リチャード・アンダーソン/勝部演之)
ドクター・ルディ (マーチン・E・ブルックス/村越伊知郎)
マイケル・オースティン (トム・シャンレイ/堀内賢雄)
ジム・カスティリアン (リー・メジャース・Jr./井上和彦)
(ストーリー)
スティーブがOSIを辞めた後、釣り船を買い船長の生活を楽しんでいたある日、ゴールドマン局長が復帰の話をもちかける。スティーブはそれを断るが彼の息子マイケル(トム・シャンレイ)が空軍でのテスト飛行事故に遭いジェミーの時と同様、復帰を条件にバイオニック手術を依頼したことで10年ぶりにOSIに戻ることになる。一方、ジェミーは過去の恋人クリス・ウイリアムズとOSIの任務についていたが、クリスは爆破事故で死亡。ジェミーはそのショックでスティーブとの過去の失われた記憶を取り戻す。局長は二人の仲をとりもって10年ぶりに再会をさせる。(メモ)「600万ドルの男」と「バイオニック・ジェミー」のテレビシリーズ終了後、10年ぶりの再会を描いたスペシャル版。スティーブの息子マイケルがバイオニックになり、リー・メジャースの実の息子がゴールドマン局長の片腕役で登場。(彼は、リーがファラ・フォーセットと付き合う前の女性との間の息子)リーの息子はその後の続編2作にも出演。リチャード・アンダーソンがプロデュースしている作品。
●
「ナイトサバイバー」NIGHTMARE AT BITTERCREEK(1987年)
(スタッフ)
監督: ティム・バーストール
製作: ピーター・グーバー/ジョン・ピーターズ
脚本: スコット・スワントン
撮影: ジャック・スタイン
音楽: アーサー・B・ルビンスタイン
●「マッドタウン」
EVIL IN CLEAR RIVER(1988年)
(スタッフ)
監督: カレン・アーサー
製作: バーバラ・ブラック
共同製作: ライオネル・チェトウィンド/スティーヴ・ティッシュ
脚本: ウィリアム・シュミット
撮影: トム・ニューワース
音楽: ウィリアム・オルヴィス
(キャスト)
ケイト・マキノン (リンゼイ・ワグナー) クリアリバーに住む主婦。ヘビー・スモーカー。
グレン・マキノン (マイケル・フリン) ケイトの夫。
マーク・マキノン (トーマス・ウィルソン・ブラウン) ケイトとグレンの息子。
ピーター・スバック (ランディ・クエイド) マークの学校の教師。アイスホッケーのコーチ。
●
「ハイジャックFLIGHT847」THE TAKING OF FLIGHT 847: THE ULI DERICKSON STORY(1988年)
(スタッフ)
監督: ポール・ウェンドコス
製作: ジェイ・ベンソン
製作総指揮: ジム・カリオ/デヴィッド・ヒューム・ケナリー
脚本: ジョセフ・ナッサー
撮影: チャック・アーノルド
音楽: ギル・メレ
●「ザ・ポリス~選択の刻」
POLICE STORY: Burnout (1988年)
(スタッフ)
監督: ラリー・ショウ/M・スイッツアー/J・ダーレン
ビデオ5巻(オムニパス)シリーズ
1巻「警官殺し」/2巻「選択の刻」/3巻「銃声」/4巻「隠れ家」/5巻「上官命令」
●「バイオニック・ウォーズ~帰ってきたバイオニック・ジェミー&600万ドルの男」
BIONIC SHOWDOWN: THE SIX MILLION DOLLAR MAN AND THE BIONIC WOMAN(1989年)
(スタッフ)
監督: アラン・J・レヴィ
製作: ナイジェル・ワッツ/バーナデット・ジョイス
製作総指揮: マイケル・スローン
原案: マイケル・スローン/ロベルト・デ・ラウレンティス
脚本: マイケル・スローン/ ブルック・チョイ
撮影: マリス・ジャンソンズ
音楽: ビル・コンティ
(キャスト)
スティーブ・オースティン (リー・メジャース)
ジェミー・ソマーズ (リンゼイ・ワグナー)
オスカー・ゴールドマン (リチャード・アンダーソン)
ドクター・ルディ (マーチン・E・ブルックス)
ジム・カスティリアン (リ^・メジャース・Jr.)
ジム・ゴールドマン (ジェフ・イェガー)
ケイト・メイスン (サンドラ・ブロック)
(ストーリー)
“フォートレス事件”の後、お互いの気持ちを確かめ合ったジェミーとスティーブは、アマチュア・スポーツの祭典“ワールド・ユニティ競技会”のパーティに招かれた。その日、何者がが会場に侵入し極秘情報を盗み出す。その犯人がバイオニックでゴールドマン局長を負傷させたことから、ジェミーとスティーブに容疑がかけられてしまう。そんな頃、OSIでは障害を持つ車椅子の少女ケイト(サンドラ・ブロック)を新しいバイオニック・ウーマンとして迎え入れられる準備が進められていた。
(メモ)
87年に製作された『Return of The Six Million Dollar Man & Bionic Woman 』の続編作品。この当時はまだ無名の女優だったサンドラ・ブロックが新しいバイオニック・ガールとして登場。OSIに潜入するスパイも実はバイオニックであった!という話。日本ではバイオニック・シリーズの中でいち早くビデオ・ソフトとして発売され、現在も中古ビデオがネットで出回っているレアなもの。
●「死者の誘惑」
FROM THE DEAD OF NIGHT(1989年)
(スタッフ)
監督: ポール・ウェンドコス
原案: ゲイリー・ブランドナー
脚本: ウィリアム・ブレイチ
撮影: ベルント・ハインル
(キャスト)
ジョアンナ(リンゼイ・ワグナー/田島令子)
ピーター (ブルース・ボックスライトナー/原 康義)
グレン (ロビン・トマス/堀 勝之祐)
●
「アトランティック殺人事件」TREACHEROUS CROSSING(1992年)
(スタッフ)
監督: トニー・ワームビー
製作: ボブ・ロー
原作: ジョン・ディクソン・カー
脚本: イライザ・ベル
撮影: ブライアン・ウエイト
音楽: カート・ソベル
●
「華麗なる女実業家~仕掛けられた罠」TO BE THE BEST(1992年)
(スタッフ)
監督: トニー・ワームビー
製作: アイダ・ヤング
製作総指揮: ロバート・ブラッドフォード
原作:
バーバラ・テイラー・ブラッドフォード脚本: エリオット・ベイカー
撮影: アラン・ドーバーマン
音楽: アラン・パーカー
(キャスト)
ポーラ (リンゼイ・ワグナー)シェーンと結婚。亡きエマの事業の後を継ぐ。
シェーン (デビッド・ロブ)亡きブラッキーの孫。幼馴染のポーラの2番目の夫となる。
フィッグ (アンソニー・ホプキンス)ハート百貨店の警備会社社長。
ジョナサン (クリストファー・カサノフ)一族から追放され、ポーラと対立する。
サラ (クレール・オバーン)ジョナサンとともに一族を追放され、彼と再び手を組む。
サンディ (クリストファー・ブレイク)ポーラのいとこ。
フィリップ (ギャリー・キャディ)ポーラの弟。マドレーナと深い仲になり結婚する。
マドレーナ (フィオナ・フレートン)ハート百貨店ニューヨーク支店長。
ジャック (スチュアート・ウィルソン)マドレーナの元恋人。
チュー (ジェイムス・サイトウ)ジョナサンの部下だが、彼の失脚の機会を狙っている。
アナベラ (スティファニー・ベーカン)チューと手を組みジョナサンに接近する娼婦。
パトリック ポーラとシェーンの息子。
関連作品
●
「ジェニファー・ロペスの救命看護」NURSES ON THE LINE/LOST IN THE WILD(1993年)
(スタッフ)
監督: ラリー・ショウ
製作: ジョン・ペリン・フリン
製作総指揮: ジョン・コスグローヴ/テリー・ダン・ミューラー
原案: アンドリュー・ラスコス
脚本: ノーマン・モリル / アンドリュー・ラスコス
撮影: ロバート・プライムス
音楽: カート・ソベル
(キャスト)
エリザベス (リンゼイ・ワグナー) 離婚後、医学の勉強始め看護士を目指し看護学生に。
ダナエ (ハイリー・エドソン) エリザベスの娘。医者志望の学生。
ロージー (ジェニファー・ロペス)
フラン (ファラ・フォーク)
ジル (ポーラ・マーシャル)
エリザベスと共に、看護士を目指す看護学生たち。
ダニエル (ロバート・ロジア) メキシコに小さな診療所を営む医師。
エディ (トム・アーウィン)
レン (ゲイリー・フランク)
リーアン (ジョアン・マクムーティ)
診療所でダニエルと共に働く医師たち。
DVD情報
●
「昏睡」(TV放映タイトル「ある愛のかたち」
ONCE IN A LIFETIME(1994年)
(スタッフ)
監督: マイケル・ミラー
製作総指揮: ダグラス・S・クレイマー
原作:
ダニエル・スティール「愛のひととき」
脚本: シリー・アストラハン・ジェームズ
撮影: キース・ヴァン・オーストラム
音楽: デヴィッド・シャイア
(日本語版制作スタッフ)
演出:松川 陸
翻訳:中村 久世/字幕翻訳:桜井 文
調整:栗林 秀年
効果:山本 洋平
(キャスト)
ダフネ・フィールズ(リンゼイ・ワグナー/高島雅羅) 主人公/女流作家
マシュー・デイン(バリー・ボストウィック/江原正士) 聾学校の校長
ジャスティン(ダンカン・レゲエ/家中宏) ハリウッドの俳優
バーバラ(エイミー・アキノ/一柳みる) アシスタント/ダフネの親友
ジェフリー(レックス・スミス/辻つとむ) ダフネの亡き夫
(ストーリー)
大都会ニューヨーク、クリスマスイブの夜。小説家として華々しい成功を納めたダフネ・フィールズ(リンゼイ・ワグナー)は、
人知れず人生に絶望していた。考え事をしながら歩き始めた彼女は、突然右手から走ってきた車にはねられ、頭部を強打してしまう。
病院に担ぎ込まれ応急処置が施されるが、意識は回復せず危険な状態が続く。そんな中、彼女の脳裏には過去の記憶がフラッシュバックとなってまざまざと蘇っていた。
●「バイオハザード」
CONTAGIOUS(1997年)
(スタッフ)
監督: ジョー・ナポリターノ
製作総指揮: ロニ・ウェイスバーグ
脚本: サンディ・クルーフ
撮影: アンドリュース・ポールソン
●
「ボヤージ・オブ・テラー~死の航海」VOYAGE OF TERROR(1998年)
(スタッフ)
監督: ブライアン・トレンチャード=スミス
製作: ジェームズ・シャヴィック
製作総指揮: アンソニー・マスッキ/ランス・H ロビンス
脚本: メル・フローマン
撮影: ゴード・ヴァーヘウル
(日本語版製作スタッフ)
翻訳: 飯田 公代
演出: 田島 荘三
調整: 田中 和成
日本語字幕: 新村 一成
日本語版製作: プロセンスタジオ
(キャスト)
ステファニー・トーバー (リンゼイ・ワグナー/沢海 陽子)
アリー・トーバー (キャサリン・イザベル/岡村 明美)
ヘンリー・ノースゲイト (マーチン・シーン/田原 アルノ)
大統領 (ブライアン・デネヒー/水野 龍司)
船長 (ホルスト・ブッフホルツ/相沢 正輝)
マグプライド 機関手 (マイケル・アイアンサンド/青山 穣)
(ストーリー)
生死と意地を賭けた 戦慄のサバイバル・ゲーム開始!
ウイルス&トルビート(魚雷)、回避不能の危機また危機!豪華客船オリオン・スター号。乗客たちは贅沢で優雅なバカンスを楽しんでいる。ところがある日、突然死した一人のクルーより治療法のないBL4エボラタイプのウイルスが発見され、戦慄の船旅へと一転してしまう。空気感染するこのウイルスは急速に蔓延し、乗り合わせていた医師(L・ワグナー)は感染者を隔離、治療を開始。閉鎖された空間で感染に怯え、乗客たちの不安と絶望は日に日に増して行く。一方ホワイトハウスでは、国家防衛顧問がオリオン・スター号の着岸は、アメリカ国中を大パニックに陥れるため<爆破計画>を秘密裏に進めていた。そして、乗客の一部が恐怖心から脱出を図った時、大統領(B・デネヒー)の苦渋の決断は下された―「オリオン・スター号を撃破せよ!」
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